こんにちは、山小屋委員長の中澤です。
今回は卒コンや新歓を控えた時期ということもありごく少人数での見回りとなったため、私は布団を敷いて志賀直哉の暗夜行路でも読もうと思いやってきました。家でやればいいと言われればそれまでですが、都心の雑踏から離れた山小屋での読書もなかなか良いものですよ。
午前中レンタカーで東京を出たのですが、まず中央道諏訪ICを下りてそういえば行ったことがなかったと思い、諏訪大社や諏訪の地酒「真澄」の酒蔵に寄り道をしていたら対山荘に着く頃には夕方になってしまいました。見回りらしいスタートですね。個人的には量販店ではあまり見かけない美味しい真澄が買えて大満足です。(小さい瓶ですが美味しかったので2晩で飲んでしまいました)
蓼科はまだ少し寒いですが雪が全くなく、春の足音を感じました。
対山荘は冬の期間、雪かきが必要だったり水道が凍ってしまうため用水路での水汲みが必要だったりと少々手間がかかるのですがそういった手間も省けたのはラッキーでした。
来る途中に見えた南八ヶ岳はまだ雪が残っていましたが、北八ヶ岳や対山荘の目前に聳え立つ蓼科山はあまり雪がないようです。
春集中での蓼科清掃登山が上手く行くといいなと思うばかりです。
今回の見回りの目的であった春集中前の備品チェックや炊事棟の掃除を一通りし終わった後、思いつきで焚き火をしてみました。
飽きるほどの自然に囲まれているため、木の枝や枯れ葉はすぐに集まったのですが、なかなか火が安定しません。集中合宿のとき、いつもかまどで米炊きを頑張っている同期や先輩はすぐに火をつけられてすごいなぁと思いながら何とか良い感じの火を安定させることができました。
少々荒っぽいですが、ホイルに包んだり木の枝に刺したりして芋やキノコ、マシュマロを焼いて楽しみました。
そういえば炊事棟を掃除したらココナッツ彫りの猿ですかね?シュールレアリズムを感じる置物が出てきたのでそのうち対山荘の守護神にでもなってくれると信じて玄関にでも飾っておきましょう。
そしてこれまた完全に思いつきでお好み焼きを焼きました。
副小屋長が関西出身ということもあり、さすがの腕前です。(本人は関西風ではなく広島風が好きだそうですが)
おそらくコタツやストーブは今シーズン最後の出番でしょう。秋以降もまた暖かい対山荘をよろしくお願いします。
思いつきでいろいろとやりましたが、ゆったりとまさに優雅な休日を過ごしてきました。