瑞牆山・金峰山・国師ヶ岳 GW前半の残雪期PH

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現役3年のAOKです!
2018年4月28~30日、瑞牆山・金峰山・国師ヶ岳の残雪期ピークハントを行ってまいりました!
ルートは下記のとおりです。

4/28 みずがき山荘~富士見平小屋~瑞牆山~富士見平小屋(C1)
4/29 富士見平小屋~大日小屋~大日岩~砂払ノ頭~金峰山~朝日岳~大弛峠(C2)
4/30 大弛峠~前国師ヶ岳~国師ヶ岳~北奥千丈岳~大弛峠~川端下

メンバーは6人!
まずCLは私AOK!今回は6人隊にもかかわらずV8と言う8人用テントを持っていく羽目になるというオーバスペック感満載の装備です。カメラも持っていったりしたので、最初から最後までほぼ最大重量28kg前後のままでした。。。
SL気象はSKN!スポ科のエリートで最近おもしろくなってきてるっぽい??色水を大量に持ち込んでWC想定を崩壊させた張本人。
食当はKWOT。美味しい山ご飯を作ってくれました~。最近口が悪いのが玉に瑕。
医療はMSO。なんかこの山行中色んな意味で面白かった。いい意味でも悪い意味でも。
記録会計はMTM。隊のムードメーカー的存在。暇つぶしにカードゲームを歩荷した張本人。
装備はM.E.。アメリカ出身の留学生。日本の滞在歴は割とある方で、日本語がめちゃんこうまい。彼の体力は我々の想像を超えていた。

1日目、快晴。韮崎駅周辺でビバークし、タクシーで早朝にみずがき山荘へ。登山口で山梨県警の方に丁寧なご忠告(アイゼン携行の確認など)を頂き登山開始。あっというまに富士見平小屋に着き、ピストン装備へ。瑞牆山へ通ずる道は一箇所渡渉があり、また数々の一枚岩や奇石が存在する。花崗岩質のためフリクションは最高。僕の6年履きつぶしてソールがとぅるんとぅるんの登靴でもへっちゃら。いつかの先輩の名言、「Believe your soul(sole).」を頭の中で唱えながら登っていきますよ~。頂上直下では若干のアイスバーンがありましたがアイゼンをつけること無く通過。

瑞牆山に登頂。

 

頂上でカップ麺を食べる予定が、コミュニケーション不足でコッヘルを小屋にデポしてしまい誰も持ってなかったので諦めることに。
足早に富士見平小屋へ戻ります。
当初は大日小屋にて幕営予定だったのですが、テン場が狭いことや、富士見平小屋で既に料金を支払って通過したパーティが多くいた事、V8は幕営に広い適地が必要であることを考慮して富士見平小屋にて幕営することに。
1日目の夜ご飯は麻婆春雨丼。通称「まぼはる丼」。お手軽に作れて美味しい。これぞヤマメシの極み。
隊の中で飲ん兵衛が僕とKWOTくらいしかいなかったため、差し入れで大量にもらったお酒はあまり消費せずに歩荷することに。。。

2日目、明るくなってきた頃に出発。快晴。ちゃちゃっと大日小屋を通り過ぎて大日岩を横目に砂払ノ頭へ。砂払ノ頭直下にアイスバーンが多く点在していたり、砂払ノ頭から先は北側斜面に残雪が残っていたりして少々歩行は困難でした。またGWのせいか混んでます。

 

ここのエリアでも、アイゼンをつけるような残雪ではありませんでした。
少々の暑さと重い荷物と格闘し、金峰山へ登頂。山頂で超赤ちゃん休憩することに。五丈石にはSKNとMTMが登頂しました。

 

他のメンバーは途中で断念。カップ麺を2個も消費し、お腹いっぱいで大弛峠方面へ。ハイマツ帯やガレ場の稜線は残雪はなかったのですが、樹林帯には残雪がえげつないくらいにありました。クラストしてればいいのですが、暖かいせいか緩んでおり踏み抜き地獄。所要タイムが想定以上にかかってしまいました。大弛峠で気象を取ろうと思っていたのですが、16時の気象通報に間に合わず。大弛峠についたのはほぼ17時と、かなりの時間を要してしまいました。2夜のご飯はトマトチーズリゾット!これは僕が他の山行で食当の際に考案したメニューなのですが、その山行が流れてしまい食材も余っていたため、余剰食材を持ってきたところKWOTがリスペクトして作ってくれました。最高の夜ご飯でした~。その後、頑張ってお酒をいっぱい消費。

3日目、快晴。登山口からアイゼンを履くことに。アイゼンが無くとも歩行可能ではあるのですが、残雪の具合からしてアイゼンを装着していたほうが歩きやすいと判断しました。こちらは標高が高いせいか、残雪は締まっており、ほぼ踏み抜くことはありませんでした。ちゃちゃっと国師ヶ岳、北奥千丈岳に登頂。

  

大弛峠へ戻ってきてフルザを背負い、川端下まで3時間ほどひたすら林道を下り、この山行は幕を閉じました。