巻機山3月3-4日

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2018年3月25日 雪上訓練

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今年度最後の雪上訓練。前回は-20℃近い赤岳山頂でしんどい思いをしたが、今回はうって変わっての快晴無風快適山行。
清水集落から登山道に着くと、まずワカンを履いた。しかし思ったほどのラッセルにはならない。巻機山尾根の取り付きまででくるぶし〜スネくらい。トップを代わる代わる前に進んでいく。尾根に取り付くと、そこからは少し急登し、ひたすら広い尾根に出る。
個人的にはこの広尾根が最も巻機という山を象徴しているように感じた。周囲200-300mに渡ってひたすら何もない、雪原が広がっている。砂漠に雪が降ったらこうなるんだろうな、と思う。風もなく、ワカンが雪を踏みしめる音が心地よく響く。
ニセ巻機の急登手前でアイゼンに履きかえ、ニセピークへ。最大斜度は20度-30ほど。要所要所でキックステップをして高度を稼ぐ。その後避難小屋のコルまで下降し、ピストン装備で巻機山へ。山頂までは単調な登り。
しかしピークに着くと、その展望はシンプルかつ壮大だ。ひたすら広がる山々。越後三山に谷川の稜線、万太郎や大源太。どこか別世界を思わせる。みんなでピーク写真を撮り、無人小屋に戻る。
外でテント泊もできたが、二階建ての小屋がなんとか顔を出していたので、必死に掘り出し、中に入る。小屋の中は快適そのもの。
翌日も快晴。来た道を辿り下山する。途中ニセ巻機直下でスノーバーを用いたロープ訓練、半マスト、スタンディングアックス訓練を行った。
下山後に食った釜飯屋が美味かったな〜。名前覚えてないけど。また行きたいです。