雪上訓練 赤岳

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一体全体どんなテンションで記事書けばいいのか分からないので、ハードルを下げる意味合いも込めて緩くいきます。どうも内海です。

今回は正式ナンバリングで3番目にあたる雪上訓練について。今季の雪上訓練はOBさんの協力がとても大きいので、いい加減なこと書けないし既に不味いのが僕の状況。敬語って難しいですね。

というわけで No more タメ口精神でメンバー紹介からやっていきますかね。

 

先ずは現役二年。僕、A川、N澤、A木、O原、S野の6人。

紹介でも書こうと思ったんですが同期disにしかならないんで辞めときます。他人の悪し様笑ったって何も生まれないよ。諸氏は反省してくれ。

 

続いて現役三年。

N本さん

前幹事長にして今季冬山では現役のリーダー。先月はほぼ毎週山入ってました。関係ないけど僕は最近マイルドジャイアンという言葉を聞いてこの人を思い浮かべました。他意はないです。

S光(さん)

敬称に括弧付いてるのは宗教上の理由です。初心大事。

 

最後にOBさん。いつもお暖かいご指導ありがとうございます

H部さん

N井さん

I塚さん

 

というわけで紹介らしき紹介もしてませんが総勢11名、テント2張での山行です。通常の合宿や山行がだいたい5名前後で行うことを考えると、2張使う山というのも新鮮でいいですね。

 

2018/2/16

夕方に現役は学生会館でミーティング。持ち物や行程の最終確認を行いました。

そして車ごとに一旦解散。僕はA木カーなので学生会館で待機と思いきや忘れ物したので一度帰宅。

21時頃に無事メンバーが集まり出発。この辺まで皆慣れてるのでスムーズでした。

0日目は道の駅小淵沢でビバークです。到着はどの車も24時を回ってたんですが、何故か全員そろったところで宴会タイム突入。あの、明日6時起床って、えっ。

 

2018/2/17

若干寝不足気味の起床。3時間ぐらいしか寝てないけどOBの方々は元気そう。これが社会人に必要とされるスキルかと思うと複雑でもあります。

登山口で出発準備中。今回僕は360度カメラを持ち込んでみたんですが、分厚い手袋してるせいで下の方が見切れちゃってイマイチ。あと2d表示すると気持ち悪いですね。次はもう少し手段を変えてみます。

 

美濃戸口からは赤岳鉱泉に向かいます。この道は2か月前にも通っていますがその時よりも雪が増え気温もだいぶ下がっていました。途中からアイゼンを付けての行動となりましたが一回目に比べてだいぶスムーズだったように思えます。

赤岳鉱泉到着後はテント設営を行いその他の荷物をデポ。個人の感想ですが荷物は軽くなりすぎても違和感ありますよね。

1日目の訓練地であるジョウゴ沢は今年度3回目でありだいぶ慣れた・・・と思いきや雪で沢を見失い少し迷いました。雪山ならではのことですが面白いと感じると同時に怖いところでもあります。

ジョウゴ沢にて懸垂を含めたロープワークを確認し、各隊に別れて訓練を行うこと数時間。ぶっちゃけとても寒い。気温は-5℃程度でしょうか。普通に歩く分にはそんなに低い気温ではないし樹林帯なら気持ちいいくらいなんですが、ロープワーク訓練って待つ時間も長いので体が冷えます。日が傾いてきて気温が更に下がる前に引き上げました。

この日の成果としては、気温が低い中で素早くロープワークを行う必要性の再認識が大きかったと思います。

赤岳鉱泉に戻りさっさとテントへ。本日の夜ご飯はカレー。食当は僕。丹精込めて作ったバターぺミカンが火を噴くぜ。

 

ぺミカンとは何ぞやって方は以下をお読みください。

 

ペミカン(英語: pemmican)は、カナダ及びアメリカに先住するインディアンたちの伝統的な食品であり、携帯保存食の一種。本来のペミカンは、加熱溶解した動物性脂肪に粉砕した干し肉とドライフルーツなどを混ぜ、密封して固めることで保存性を高めた食品である。日本においては、大学山岳部などによる長期に及ぶ冬季登山などにおいて、伝統的によく利用されてきた。ただし日本の登山者が手作りするペミカンは本来の物とは異なり、現地での調理の手間の省略や燃料の節約のための、簡易料理の一種である。作り方は、出発前に、肉(豚肉・鶏肉など)と野菜(タマネギ・ニンジン・ジャガイモ・ピーマン・キノコ・ニンニクなど)を細かく刻んで、調味料(塩・胡椒など)で味付けして、ラードもしくはバターで炒め、油脂で具材を包み込んで密封するように、ジップ袋や容器に入れて、冷凍庫で冷やし固めて保存しておく。溶けては意味がないので、夏には向かず、冬向けの食品である。冬ならば現地で、数日から1週間程度、保つとされる。   Wikipediaより引用

 

美味しかった。満足。

 

2018/02/18

本日は本丸の赤岳アタック。昨年の事故以来初の冬山ピークでもあります。朝ごはんを食べ、テントを撤収。ここも完璧とは言えないものの素早く、全班罰ゲーム回避。

行者小屋に向かう道中で空が明るくなってきました。朝の気温は-15度で流石2月の八ヶ岳といった感じです。行者小屋から先はまたピストン装備での行動になります。

稜線へ。

 景色が…

 寒い寒い寒い寒い風強い寒い寒い寒い寒い寒い風強い寒い

寒すぎて感情が死ぬ。なるほど、ここは地獄か。

あ、景色良い。

でも寒い。マジで寒い。体感-20くらい?

体感したことある人は分かると思うけど寒さが天元突破すると痛くなります。まぁ痛いと感じれるうちはいいんだけど、そこから感覚無くなると凍傷なのでそれはそれで怖い。

何とか耐えつつ足を動かすこと暫し。

山頂着きました。快晴。他に人がいなければ紺碧歌いたいほど最高の気分。

これは強いOB

現役写真

んで結局紺碧の空歌って下山開始。

強風で雪が巻き上げられて顔に当たるのが痛い。目が開けられない

風は稜線から降りると大分マシになりました。かといって何も問題がないかというとッそうでもなく、アイゼンでは雪の少ない岩場は歩きづらいので気を使います。

無事行者小屋に戻り、

歩き、

無事下山。

風呂入って飯食って帰って寝る!! 以上!!